どうもー!マナタス 管理人のりょうです。
今回はプラセンタサプリが危険という報告がでたので、プラセンタサプリについて詳しくお伝えします。
プラセンタは日本では知名度も上がってきたサプリで飲まれている方もいらっしゃるかと思いますので、プラセンタについてもこの際詳しく解説していきます。
ぜひご覧ください。
プラセンタが危険で効果なしという報告が!
2018年11月18日にカナダの保健省で、プラセンタサプリについての注意喚起が出されました。
その内容は以下の通りです。
カナダ保健省は、国内において経口摂取を意図したヒト胎盤製品が販売されていることを把握しているが、現在のところ、ヒト胎盤の健康製品としての販売は認可していない。
ヒトの胎盤は、感染症の原因となる細菌やウイルスに汚染されている場合があり、米国では、胎盤製品を摂取していた母親の乳児が、製品に混入していた細菌に感染し入院した症例が報告されている。また、ヒト胎盤製品は、産後のうつの防止、エネルギー増強、母乳分泌促進などの効果を標榜して販売されているが、現時点でヒト胎盤を摂取することによる有効性の科学的根拠はなく、このような製品に頼ることで深刻な健康問題に対する治療の機会を遅れさせる可能性が危惧される。
(引用:HPはこちらから)
ざっくり要約すると次のような内容です。
・ヒト胎盤は感染症となる細菌やウイルスに汚染されていることがあり、症例もある。
・ヒト胎盤を摂取することによる有効性に科学的根拠なし。
すなわち、ヒトプラセンタについて全否定ということです。
私もプラセンタについては懐疑的なのですが、
プラセンタとは何のことなのか?
日本で売られているサプリメントは安全なのか?
また、プラセンタは何に有効とされているのか?
今回はそんな疑問についてみていきます。
プラセンタとは
プラセンタは、胎盤の英語名です。
そして、サプリメントのプラセンタには胎盤の抽出物が入っています。
日本でも販売されており、ウシ、ブタ、ヒツジ、ウマなどの家畜の胎盤が主に使用されているようです。
(ヒトについては使用していると書かれているものは見たことがありませんねぇ。)
サプリメントによっては「ウマプラセンタ使用」などと、どの動物のプラセンタを使用しているか書かれているものもありませすが、書かれていないものもあります。
輸入サプリもあたり前になっている現在、知らずの内にヒトプラセンタを摂取しているということもあるかもしれません。
プラセンタは危険?
先ほどの引用に話を戻しましょう。
では、プラセンタサプリは効果があるどころか細菌の感染を媒介すると書かれていました。
これについてはというと、日本で販売されているサプリは、基本的に細菌のチェックはちゃんとしているかと思いますので大丈夫かなぁとも思います。
相当変なメーカーのものでない限り、錠剤の形で袋詰めされているものは基本的に大丈夫ではないかと思います。
プラセンタに効果があるという科学的根拠はない
プラセンタは効果がない上に危険だという報告でしたが、そもそもプラセンタは何に効果があると言われているのでしょうか?
サプリメーカーが一般的に効果として訴えかけようとしているのは、次の5つの効能のようです(実際には薬事法があるため、直接効果は唄っていませんが)。
・更年期障害の改善
・冷え性の改善
・貧血の軽減
・美容効果
・滋養強壮効果
ただ調べてみても、プラセンタに含まれるどの成分が効果があるのかは今ひとつです。
プラセンタ(胎盤)は、確かに母親の中で赤ん坊に栄養を与える器官であるため、栄養素は含まれています。
しかし、その栄養素であるペプチドホルモン、酵素、成長因子、サイトカインなどを経口摂取しても消化時に分解されてしまうため、効果については期待できないそうです(1、2)。
つまり、プラセンタが有効とするデータはありません。
最後に
いかがでしたか?
今回はカナダの保健省の報告を元にプラセンタサプリについて見てみました。
プラセンタサプリは、胎盤であることからイメージのみ先行し、栄養満点で効きそうと思わせる販売手法で販売されていますね。
しかし、科学的なデータからは、ヒトに限らずプラセンタサプリは飲んでも全く効果がないサプリと言えるでしょう。
今プラセンタサプリを飲まれている方はすぐにやめるべきです(細菌に感染して病気にということはあまり心配いらないかと思いますが)。
今後も少しでもみなさまの役に立つ健康情報をお届けしますので、よろしくお願いします。