総合型選抜(旧AO入試)の小論文では、学力テストでは測れない思考力・主体性・探究力が重視されます。
この記事では、総合型選抜でよく扱われる小論文テーマ30選、書き方のコツ、構成テンプレート、600字例文までまとめました。
総合型選抜(旧AO)の小論文で評価される力
総合型選抜で評価される小論文で問われる力は次の5つに分けることができます。
課題発見力:社会・地域・学校の問題を見つけられるか
論理的思考力:理由 → 具体例 → 結論が明確か
探究力:課題に向き合い深めようとする姿勢
志望理由との一貫性:大学で何を学び、どう成長したいか
特に「探究 × 志望理由 × 将来像」の3点が揃うと強い小論文になります。
総合型選抜(旧AO) 小論文テーマ30選
特にトレンドとなっているものを太字にしました。どれか1つが聞かれるということは少なく、全て1つずつ聞かれるようなパターンもよくあります。
【1. 自己理解・探究系】
◼︎あなたがこれまでに取り組んだ探究活動について述べよ
◼︎困難を乗り越えた経験と、その学び
◼︎あなたが興味をもつ社会課題とその理由
◼︎自分の強み・弱みについて
◼︎これからの学びに必要な力とは
【2. 社会課題系】
◼︎少子高齢化と未来の社会
◼︎AI技術の進歩がもたらす影響
◼︎地域の課題解決に必要なもの
◼︎教育格差の問題
◼︎国際化と多文化共生
【3. SDGs・未来系】
◼︎SDGs達成のために高校生ができること
◼︎環境問題と持続可能な社会
◼︎エネルギーと未来の技術
◼︎フードロス問題の解決策
◼︎ICT教育の可能性と課題
【4. 学校生活・身近な経験系】
◼︎部活動で得たこと
◼︎リーダー経験から学んだこと
◼︎学校行事で感じた課題と改善案
◼︎ボランティア活動の価値
◼︎コミュニケーションの重要性
【5. 大学の学び系】
◼︎あなたがその学部で学びたい理由
◼︎大学での学びを将来どう生かすか
◼︎地域社会への貢献とは
◼︎新しい価値をつくる人材とは
◼︎これからの大学に求められる役割
総合型選抜 小論文の書き方
特に①の経験てテーマの結びつけが腕の見せ所です!
① 経験とテーマを必ず結びつける
総合型の小論文は自分の経験が中心になります。「テーマに結びつく経験もない」という生徒さんが多くいらっしゃいますが、経験を掘り起こして見れば、必ず経験があるはずです!
② 志望理由と関連させる
「だからこの学部に進みたい」というつながりが重要です。
経験
→疑問or憧れ
→学習意欲
→学部への進学意欲
という流れです。
③ 主体性・探究姿勢を示す
自分で考え、深め、行動したことを書くと強く評価されます。体験はささいなことでも大丈夫です。
そして、それをきっかけにこれまでにどのような行動をしてきたかをアピールします。
「小論文のテーマが決まらない」「書きやすいテーマって何?」という悩みは、とても多いです。この記事では、これまで1万500人以上を指導してきた経験をふまえ、書きやすいテーマの特徴と、初心者でも迷わないテーマ選びの方法をくわしく解説しま[…]
構成テンプレート(そのまま使える)
② 結論:その理由は〜である
③ 具体例:探究/学校生活/社会の事例
④ 深掘り:気づき・学び・課題
⑤ 大学との接続:大学で学びたい理由
⑥ 将来像:社会でどう生かすか
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総合型選抜(旧AO入試) 小論文 例文
【600字例文①】探究学習から学んだこと
私は、探究学習を通して「課題を自分で見つけ、深める姿勢」が最も重要だと学びました。私の探究テーマは「地域の商店街の活性化」でした。商店街の利用者が減っている原因を調べるため、アンケート調査や店主へのインタビューを行いました。最初は資料を読み、現状を理解するだけで満足していましたが、実際に現場に足を運ぶことで、資料では見えない課題が多くあることに気づきました。
特に、店主の方から「若い人の意見を聞きたい」という声を聞いたことが印象に残っています。そこで私は、同年代の意見を集め、商店街でのイベント企画を提案しました。結果として、実際の実施までは至りませんでしたが、自分で課題を見つけ、行動し、提案するという一連のプロセスを経験できました。
この探究活動を通して、課題解決には「現場を見る」「人の声を聞く」「自分で深める」という3つが重要だと感じました。私は大学で地域社会の仕組みを学び、将来は地域の活性化に携わる仕事に就きたいと考えています。
【600字例文②】SDGs達成のために高校生ができること
私は、SDGs達成のためには「身近な行動から社会を変える意識」が重要だと考えています。SDGsは17の目標がありますが、大きな問題ばかりに見えて、自分には関係がないと思う人も多いかもしれません。しかし、私たちの日常生活の中にもできることは多くあります。
私は学校でSDGsをテーマにしたワークショップに参加した際、「食品ロス」について深く考える機会がありました。家庭で食べ残しが意外と多いことに気づき、買いすぎない工夫や保存方法を見直すようになりました。また、SNSで食品ロス削減の取り組みを発信したところ、友人から「私もやってみる」という反応をもらい、小さな行動でも周囲に影響を与えられると感じました。
高校生にできるSDGsへの貢献は、決して大きなことではありません。身近な行動を続け、それを広げていくことが、結果として社会全体の変化につながると考えます。私は大学で環境問題について学び、将来は持続可能な社会づくりに貢献できる人材になりたいと思っています。
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まとめ|経験 × 探究 × 学びの姿勢が総合型小論文の核
総合型選抜の小論文では、自分が何に関心を持ち、どのように行動し、何を学んだかが最重要です。
●社会課題と関連づける
●大学での学びへ自然につなげる
●将来像まで描くことで説得力が上がる
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