テーマ別 小論文例文まとめ|600字の良い例がすぐ読める【全30テーマ以上】

テーマ別小論文例文まとめ

「小論文の例文がほしい」「どんな構成で書けばいいのか知りたい」

――そんな受験生のために、小論文のテーマ別例文をまとめて紹介します。

この記事は、小論文講師として1500人以上を指導してきた経験をもとに、評価されやすい600字例文を多数収録しています。

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小論文は「書き方」よりも「例文を読むこと」で短期間で伸びます。実際に評価されやすい文章の流れ・構成・語彙を自然に取り入れられるからです。

 

テーマは5つのジャンルに分類し、それぞれに数本ずつ例文を掲載しています。
この記事一つで、あらゆる小論文の“モデル文”が手に入ります。

 

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小論文のテーマの決め方

例文は5つのジャンルに分かれる

 

① 人間関係・コミュニケーション
② 学校生活・努力・挑戦
③ 社会問題(SNS・AI・環境など)
④ 自己理解・将来・生き方
⑤ 医療・福祉・地域社会

 

それぞれに「書きやすいテーマ」と「600字例文」を載せています。

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ぜひ気になるところから読んでみてください。
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書きやすい小論文テーマの特徴

 


① 人間関係・コミュニケーション(例文5本)

例文1:多様な価値観を受け入れる

私は、多様な価値観を受け入れる姿勢は、よりよい社会をつくるために欠かせないと考えています。なぜなら、考え方の違いを理解しようとすることで、対立ではなく学びが生まれ、互いに成長できるからです。

中学の班活動で意見が大きく分かれた経験があります。発表で「目立つ演出をしたい」派と、「内容を丁寧に伝えたい」派が対立し、話し合いが止まってしまいました。私はどちらの意見にも納得できず、議論を黙って聞くしかありませんでした。しかし、他の人の意見をよく聞いてみると、どちらの意見も「より良い発表をつくりたい」という思いから生まれていることに気づきました。そこで私は、二つの良い点を組み合わせた案を提案しました。すると班の空気が少しずつ柔らかくなり、全員が納得できる発表に近づいていきました。

この経験から、違いは否定するのではなく、理解しようとすることで新しい考えが生まれると実感しました。私はこれからも、自分と異なる価値観に出会ったときこそ、その背景に目を向けて理解しようとする姿勢を大切にしたいと考えています。

 

例文2:友達とのすれ違いから学んだこと

私は、友達とすれ違った経験を通して、相手の気持ちを想像して言葉を選ぶ大切さを学びました。

ある日、友達との会話の中で、私が軽い気持ちで言った言葉が相手を傷つけてしまいました。私は冗談のつもりでしたが、相手は努力していることを否定されたように感じたと言われ、しばらく口をきいてもらえませんでした。そのとき私は、「自分は悪気がない」という理由は通用しないことを初めて実感しました。

後日、しっかり話し合う時間をつくり、気持ちを伝え合いました。相手の立場を想像してみると、自分の言葉がどう響いたかがよく理解できました。謝ると相手も気持ちを話してくれ、関係が前より深くなったと感じました。

この経験から、相手の立場に立つことで見える景色があると学びました。言葉は相手によって受け取り方が違うため、使う前に「自分が同じ言葉を言われたらどう思うか」を考えることが大切だと感じました。今後は、相手を思いやる言葉を選び、誤解やすれ違いを減らしていきたいです。

 

例文3:リーダーシップについて(約600字)

私は、リーダーシップとは「周りを引っ張る力」ではなく、「周りが動きやすい環境を整える力」だと考えています。リーダーが一方的に指示を出すのではなく、メンバー一人ひとりの意見を尊重し、力を発揮できる状態をつくることが本当のリーダーシップだと思うからです。

私は委員長を務めた際、最初は「自分が決めなければならない」と思い込み、一人で抱え込んでしまいました。しかし、うまくいかないと気づき、皆に意見を求めるようにしました。すると、今まで見えていなかった視点や改善案が次々と出てきて、活動はスムーズに進むようになりました。

この経験から、リーダーは「中心に立つ人」ではなく、「周りを支える人」だと理解しました。リーダーシップとは、力を示すことではなく、相手の話を聞き、必要なサポートをする姿勢だと感じています。

私は今後も、誰かを支え、周りが動きやすい環境づくりができるリーダーでありたいと考えています。

 

例文4:傾聴の大切さ(約600字)

私は、傾聴とは「ただ聞くこと」ではなく、「相手の背景まで想像して受け止める行為」だと考えています。人は自分の言葉を理解してもらえると安心し、前向きになれるからです。

私は、友達が悩みを打ち明けてくれたときの経験があります。私は最初、アドバイスを伝えようとしましたが、うまく伝わらず、友達はさらに落ち込んでしまいました。そこで途中からは口をはさまず、相手の表情や言葉をそのまま受け止めるよう意識しました。すると友達は「話せて楽になった」と言ってくれました。そのとき、相手が求めていたのは解決策ではなく「気持ちを受け止めてもらうこと」だったと気づきました。

傾聴は人間関係を深めるための基本であり、相手を尊重する姿勢が形になる瞬間だと感じました。私はこれからも、相手の立場に立ち、丁寧に耳を傾ける姿勢を大切にしたいと考えています。

 

例文5:協力する姿勢について

私は、協力する姿勢は「一人では見えない景色を見せてくれる力」があると考えています。協力は単に作業を分担するだけではなく、互いを理解し、強みを生かし合う行為だからです。

私は文化祭の準備で、チーム全体が意見の違いでまとまらなくなった経験があります。私は自分の意見に自信があり、それを押し通そうとしていました。しかし、ある友達から「みんなで作りたいんだよ」という一言をもらい、ハッとしました。他の人の意見にも良さがあることに気づき、まず聞く姿勢を大切にするようにしました。すると、それまで対立していた意見がつながり、より良い展示内容が生まれました。

この経験を通して、協力とは「自分を主張しながら、相手の強みも理解する姿勢」だと実感しました。

これからも、協力する姿勢を大切にし、周りと力を合わせて物事に取り組んでいきたいと思います。

 

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② 学校生活・努力・挑戦(例文7本)

例文6:目標達成のために必要なこと(約600字)

私は、目標を達成するためには「行動を習慣化すること」が最も重要だと考えています。どれだけ大きな目標でも、小さな行動の積み重ねがなければ実現しないからです。

私は数学が苦手だった時期、テスト前だけ勉強しても成績が上がらない状態が続きました。そこで私は、毎日10分だけでも数学の復習をする習慣をつくりました。短い時間でも続けることで、苦手だった計算や公式が少しずつ身につき、テストの点数も上がりました。

この経験から、「目標に向かって動く習慣」が大きな力を生むと理解しました。習慣化は一度身につけば自分を裏切らず、努力を積み上げてくれます。

私はこれからも、小さな行動を大切にし、習慣を通して目標を達成していきたいと考えています。

例文7:挑戦する価値

私は、挑戦には「自分の可能性を広げる力」があると考えています。挑戦は成功するとは限りませんが、その過程で得られる気づきや学びは、結果以上に価値があるからです。

私は中学で運動が苦手だったため、体育祭のリレーに出ることを最初は避けていました。しかし、「やってみたい」という気持ちが少しだけあったことも事実です。悩んだ末、思い切って立候補しました。練習では思うように走れず、足を引っ張ってしまうこともありましたが、仲間からアドバイスをもらいながら改善していきました。本番では順位こそ大きく上がりませんでしたが、最後までバトンをつなぎ切ったとき、胸の中に達成感が広がりました。

挑戦には失敗がつきものですが、挑戦しない限り得られない経験があります。「できない」と思っていたことに向き合うことで、自分を見つめ直すきっかけにもなります。

私はこれからも、新しいことに挑戦する姿勢を大切にし、自分の可能性を広げていきたいと考えています。

例文8:失敗から学んだこと

私は、失敗は成長のきっかけになる出来事だと考えています。成功よりも、うまくいかなかったときの方が学びが多いからです。

私は以前、学級代表に立候補しましたが、準備不足で考えがまとまらず、うまく自分の意見を伝えることができませんでした。結果は落選でした。とても悔しくて落ち込みましたが、時間がたつにつれ「次にどう生かすか」を考えられるようになりました。

反省してみると、人前で話す練習が足りなかったことが大きな原因でした。それからは少しずつ声を出して練習したり、話す内容をメモにまとめたりするようにしました。すると、委員会の発表で堂々と話せるようになり、先生からも成長をほめてもらうことができました。

もしあの失敗がなければ、自分の弱点に気づくことはありませんでした。失敗は避けたいものですが、同時に次の成長につながる貴重な経験でもあります。

私はこれからも、失敗を恐れず、前向きに学びにつなげたいと考えています。

例文9:部活動で得た力

私は、部活動を通して「協力する力」の大切さを学びました。

部活動では、個人の技術だけでなく、チーム全体が一つになることが結果につながります。試合前のミーティングでは、意見を遠慮せずに伝え合い、役割をはっきりさせることで動きがスムーズになることを経験しました。うまくいかないときほど声をかけ合い、励まし合うことで、練習の雰囲気が良くなることも実感しました。

この経験を通して、協力するとは「相手を信頼し、自分も責任を果たすこと」だと理解しました。自分一人ではできないことも、仲間と力を合わせれば乗り越えられるという自信にもなりました。

今後も、どんな状況でも協力する姿勢を忘れずに取り組みたいと思います。

例文10:継続する力について

私は、続けることには目に見えない力があると考えています。

私は苦手だった英語を克服するために、毎日10分だけでも勉強する習慣をつくりました。最初は面倒に感じる日もありましたが、続けていくうちに単語が自然に覚えられ、テストの点数も少しずつ上がっていきました。

続けることの本当の価値は、短い時間でも積み重ねていくと大きな成果につながることです。努力はすぐに結果として現れないこともありますが、続けることで見える景色が必ずあります。

私はこれからも、小さな習慣を大切にしながら、努力を積み重ねていきたいと考えています。

例文11:諦めない心について(約600字)

私は、あきらめない心は「自分を信じる力」だと考えています。結果がすぐに見えなくても、自分を信じて続けることで、未来が開けていくからです。

私は部活でうまく結果が出ない時期がありました。練習をしても改善が見られず、「向いていないのかもしれない」と思ったこともあります。しかし、仲間に励まされながら続けるうちに、少しずつできることが増えていきました。ある日、練習での記録が前よりも大幅に伸び、努力がつながった瞬間を感じました。

この経験から、あきらめない心は「大きな才能ではなく、小さな積み重ねの継続」だと理解しました。うまくいかない時こそ、もう一歩踏み出す勇気が自分を強くします。

私はこれからも、簡単にあきらめず、自分を信じて取り組んでいきたいと思います。


例文12:学ぶ姿勢とは何か(約600字)

私は、学ぶ姿勢とは「できないことを認め、できるようになるまで取り組む力」だと考えています。学びとは結果ではなく“姿勢”であると感じるからです。

私は以前、授業中に分からない内容があっても聞き返すことができず、ただ分からないままにしてしまっていました。しかし、後で復習しても理解が追いつかず、さらに困る経験をしました。それ以来、分からないときは自分から質問するように意識しました。最初は恥ずかしさもありましたが、質問することで理解が深まり、勉強が楽しいと感じられるようになりました。

学ぶ姿勢は、「知らないことを認める勇気」と「理解しようとする行動」の組み合わせだと思います。私はこれからも、分からないことを恐れず、学び続ける姿勢を大切にしたいと考えています。

 

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③ 社会問題(SNS・AI・環境など)例文6本

例文13:SNSとの上手な付き合い方

私は、SNSは便利である一方、誤解を生みやすい道具だと考えています。

以前、友達から送られてきた短いメッセージを「怒っているのかも」と誤解してしまい、不安になったことがあります。しかし後日会って話すと、ただ急いでいただけだと分かりました。この経験から、SNSでは気持ちが正しく伝わらないことがあると気づきました。

SNSは情報を共有するには便利ですが、相手の気持ちを理解するには不向きです。大切な話ほど直接会って話すことが必要だと感じました。

便利な道具だからこそ、使い方を考えることが大切だと思います。

例文14:AIと人間の役割

私は、AIがどれだけ進化しても、人間にしかできない役割があると考えています。

AIは大量の情報を処理し、効率よく判断することができます。しかし、相手の気持ちに寄り添ったり、不安な人に声をかけたりすることはできません。私は友達が落ち込んでいたとき、話を聞いてあげることで気持ちが軽くなったと言ってくれたことがあります。このような心のやり取りは人間だからこそできることだと感じました。

AIと人間が協力する未来では、AIが作業を担い、人間が思いやりや判断力を発揮していくべきだと考えています。

例文15:情報を見極める力

私は、情報を見極める力は現代社会で最も重要な力の一つだと考えています。

SNSやネット上には、正しい情報もあれば間違った情報もあります。私自身、SNSで見た情報を信じてしまい、後で事実と違うと知って驚いたことがあります。この経験から「情報源を確認する」「一つだけで判断しない」ことが必要だと知りました。

正しく判断するためには、自分で調べ、複数の視点を持つことが大切です。これからも情報に振り回されず、自分の頭で考える姿勢を大切にしていきたいと思います。

例文16:環境問題と私たちの生活

私は、環境問題の解決には「身近な行動」が大きな力になると考えています。大きな問題だからこそ、日常の小さな習慣を変えていくことが重要です。

私は以前、使い捨てのペットボトルを毎日のように購入していました。しかし授業で環境問題を学んだ際、海洋ごみの現状を知り衝撃を受けました。それ以降、私はマイボトルを持ち歩くようにしました。また、家ではプラごみを減らすために買い物袋を持参し、できるだけ無駄な包装を使わないように心がけています。

これらの行動は一見すると小さなことです。しかし、大勢が同じ行動をとれば、大きな変化につながることを学びました。環境問題は私たち一人一人の意識の積み重ねで変えられると感じています。

私はこれからも、地球の未来を守るためにできることを続けていきたいと考えています。

例文17:地域のつながりについて

私は、地域のつながりは「安心して暮らせる社会」を支える大切な基盤だと考えています。現代では個人の価値観が多様化し、家族形態も変化しています。その中で、地域のつながりは互いを助け合う力となり、生活を支える存在になるからです。

私は地域の防災訓練に参加した経験があります。普段は挨拶程度しかしたことのない近所の方々と協力して、避難経路を確認したり、応急手当の方法を学んだりしました。訓練を通して、災害時に頼れるのはすぐそばにいる人々であることを実感しました。また、高齢の方が避難に不安を抱えていると知り、声をかけて一緒に移動したことで、地域のつながりの大切さを改めて感じました。

地域のつながりは、防災だけでなく、日常生活の安心にもつながります。困っている人に声をかけたり、地域行事に参加したりするだけでも、人との関係が深まり、支え合いの輪が広がります。

私はこれからも地域の活動に積極的に参加し、周囲とのつながりを大切にしていきたいと思います。

例文18:SDGsへの身近な取り組み

私は、SDGsは特別な人だけが取り組むものではなく、私たち一人ひとりが日常の中で実践できる目標だと考えています。地球の未来を守るためには、小さな行動を積み重ねることが不可欠だからです。

私は、環境問題について学んだ際、食品ロスが深刻な課題であることを知りました。それ以来、食事をするときは必要以上によそわず、家では冷蔵庫の中身を確認してから買い物をするように心がけています。また、ペットボトルの使用を減らすために、マイボトルを持ち歩く習慣を始めました。最初は面倒に感じる日もありましたが、続けていくうちに当たり前の行動になりました。

SDGsは一人では大きな変化を生みません。しかし、多くの人が小さな行動を続けることで、大きな力になります。環境だけでなく、貧困や教育など、身近にできることはたくさんあります。

私はこれからも、持続可能な社会をつくるために、自分にできる行動を一つずつ続けていきたいと考えています。

 

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④ 自己理解・将来・価値観(例文6本)

例文19:自分らしさとは何か

私は、自分らしさとは「好きなことに向き合い、行動できる姿勢」だと考えています。周りの評価や比較ではなく、自分の心が動く方向に正直であることが大切だと思うからです。

私は以前、周りの意見に流されて部活動の選択をしてしまったことがあります。しかし続けていくうちに、「本当は別の活動をしたかった」という気持ちに気づきました。思い切って先生に相談し、活動を変更したところ、以前よりも積極的に取り組めるようになり、仲間とも自然に協力できるようになりました。

この経験から、「自分が本当にやりたいこと」を大切にすることが、自分らしさにつながると感じました。他人の基準に合わせて生きるのではなく、自分の価値観で選択していくことで、日々の行動に納得感が生まれます。

私はこれからも、自分が大切に思うことに向き合い、自分らしい選択をしていきたいと考えています。


例文20:将来の夢

私の将来の夢は、「学ぶことに悩んでいる人を支える仕事に就くこと」です。具体的には、勉強が苦手だったり、進路に迷っていたりする人に寄りそい、一緒に考えていける教育の仕事に関わりたいと考えています。その理由は、自分自身が勉強につまずいたときに、先生や周りの大人に支えてもらった経験があるからです。

中学生の頃、私は数学が苦手で、テストの点数もなかなか上がりませんでした。「自分には向いていないのかもしれない」とあきらめかけていたとき、先生が放課後に時間をとって、私が分かるまで丁寧に教えてくれました。間違えたときも頭ごなしに否定するのではなく、「ここまではできているから大丈夫」と少しずつほめてくれたことで、「もう少しやってみよう」という気持ちになれました。その結果、点数だけでなく、自分に対する見方も前向きになりました。

この経験から、勉強を教えることは、単に知識を伝えるだけでなく、「自分はできるかもしれない」と思えるきっかけを渡すことだと感じました。将来は、成績や偏差値だけで人を判断するのではなく、一人ひとりの背景や気持ちに寄りそえる大人になりたいです。

例文21:責任を持つことの意味

私は、責任とは「自分の言動に最後まで向き合うこと」だと考えています。責任を持つことで、行動に覚悟が生まれ、信頼にもつながるからです。

私は学校の係活動で、提出物の回収を任されたことがあります。最初は簡単な仕事だと思っていましたが、締切までに揃わず、クラス全体の進行に影響が出てしまいました。そのとき私は、ただの作業でも「自分が最後までやりきる」という覚悟が必要だと痛感しました。それ以来、任された仕事はメモをつけて確認しながら取り組むようにしました。

責任を持つことは大変ですが、その分だけ信頼を得ることができます。私は今後も、自分の行動に責任を持ち、周囲から信頼される人になりたいと考えています。

例文22:成長とは何か

私は、成長とは「他人ではなく過去の自分と比べて前に進むこと」だと考えています。

以前、テストの点や順位だけを見ていると、いつも自分より上の人がいて落ち込んでしまうことがありました。しかし、昨日できなかった問題が解けるようになったり、人の話を最後まで聞けるようになったりしたとき、確かに自分は変わっていると実感することがあります。

そうした小さな変化に気づき、認めることができれば、失敗も無駄ではなくなるように考えを改める決意をしました。私はこれからも、結果だけにとらわれず、毎日の中の小さな一歩を大切にして、自分なりの成長を積み重ねていきたいと考えています。

例文23:未来を選ぶ力について

私は、未来を選ぶ力とは「自分で考え、行動し、責任を持つ力」だと考えています。未来は誰かに決められるものではなく、自分の選択の積み重ねによって形づくられるからです。

私は進路に悩んだとき、家族や先生に相談しながらも、最終的には自分で考えて選ぶ必要があることに気づきました。周りの意見は参考になりますが、自分が納得して選んだ道でなければ、後悔が残ってしまうと思ったからです。最終的に、自分の興味のある分野を軸に進路を決めたところ、学習への意欲が高まり、毎日の勉強にも前向きに取り組めるようになりました。

未来を選ぶ力は、大人になってからも必要です。誰かの言葉に流されるのではなく、自分の価値観をもとに行動することが、自分らしい人生につながります。

私はこれからも、自分で考えて選択する姿勢を大切にしていきたいと思います。

 

例文24:自己肯定感を高めるには(約600字)

私は、自己肯定感を高めるためには「小さな成功体験を積むこと」が重要だと考えています。「できた」という実感は、自分の価値を認めるきっかけになるからです。

私は以前、自分に自信が持てず、挑戦を避けることがありました。しかし、毎日短い練習を続けていた英語のスピーキングが少しずつ上達し、先生に褒められたことで自信が芽生えました。この経験から、小さな成功でも積み重ねることで気持ちが前向きになると感じました。

自己肯定感は、誰かと比べることで生まれるものではありません。「以前の自分」と比べて成長を実感することが大切です。

私はこれからも、自分のペースで少しずつ成長し、自己肯定感を高めていきたいと考えています。

 



⑤ 医療・福祉・地域社会テーマ(例文6本)

例文25:高齢者との関わり

私は、高齢者との関わりは「過去から学び、今できる支えを考えるきっかけ」になると考えています。

地域の清掃活動で一緒になった方から、昔の暮らしやこの町の変化を聞いたとき、自分が知っている世界がどれほど限られていたかに気づかされることがありました。また、重い荷物を運ぶのを手伝ったとき、「助かったよ」という一言がとても温かく感じられることもありました。

高齢者との関わりは、知識をもらうだけでなく、自分が支える側になる経験でもあることに気付かされました。私はこれからも、挨拶やちょっとした声かけを大切にし、世代をこえたつながりを広げていきたいと考えています。

例文26:多文化共生について(約600字)

私は、多文化共生とは「互いの違いを認め合い、学び合う関係を築くこと」だと考えています。違いを否定するのではなく、その背景にある文化を理解することで、新しい価値が生まれるからです。

私は学校で外国にルーツを持つ友達と出会いました。最初は生活習慣の違いに驚くこともありましたが、話してみると、家族の習慣や料理の文化など、多くの新しい発見がありました。互いの違いを認めながら関わることで、視野が広がり、理解が深まったと感じました。

社会でも、文化の違いを受け入れる姿勢が求められています。違いは対立の原因ではなく、多様な社会をつくる力になり得ます。

私はこれからも、さまざまな文化を持つ人と関わりながら、多文化共生の考え方を大切にしたいと考えています。

例文27:ボランティアの価値

私は、ボランティアの価値は「見返りを求めない行動の中で、自分も成長できること」にあると考えています。

学校の清掃ボランティアに参加したとき、最初は「ただの手伝い」だと考えていました。しかし、終わったあとに地域の人から「きれいになって気持ちいいね」と声をかけられ、自分の行動が誰かの役に立ったことを実感することがありました。また、学年の違う生徒と協力する中で、指示を待つのではなく、自分から動く大切さも学ぶことができました。

ボランティアは時間や体力を使うことですが、その分だけ心が豊かになる活動だと実感しました。私はこれからも、できる範囲で参加し続けたいと考えています。

例文28:AI社会で必要な人間の力(約600字)

私は、AIが進化した社会でこそ、人間の「思いやり」と「判断力」が必要になると考えています。AIは便利ですが、人の気持ちや状況を深く理解することはまだ難しいからです。

私は友達が悩んでいるとき、ただ隣にいて話を聞くことで落ち着いてくれた経験があります。これはAIにはできない、人間だけが持つ力だと思います。また、状況に応じて柔軟に判断することも、人間ならではの能力です。

AIが進化した未来は、AIに任せる部分と、人間が担う部分を分けていく必要があります。私はAIと共存する社会では、人間らしい温かさや思いやりこそが価値を持つと考えています。

私はこれからも、人に寄り添い、柔軟に考える力を大切にしていきたいと思います。

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例文29:地域防災について

私は、防災の力は「地域のつながり」によって大きく強化されると考えています。災害は一人では乗り越えられない場面が多く、助け合いが命を守るからです。

私は地域の防災訓練に参加した際、近所の方々と協力して避難経路を確認したり、応急手当を体験したりしました。普段は話す機会が少ない人とも声をかけ合うことで、安心感が生まれたことを覚えています。

災害はいつ起こるかわかりません。しかし、日頃から地域とのつながりを意識しておくことで、支え合える体制が生まれます。

私はこれからも、防災意識を高めるとともに、地域との関係を大切にしたいと考えています。

例文30:地域の課題と解決策

私は、地域の課題を解決するためには「小さな行動を自分ごととして始めること」が大切だと考えています。

私の住む地域では、高齢化が進み、買い物や外出が難しい人が増えています。そこで、近所の人が声をかけ合い、買い物を代わりに行ったり、一緒に散歩をしたりする取り組みが始まりました。私も荷物運びを手伝ったとき、「助かったよ」と感謝され、地域の一員として役立てたと感じることができました。

行政の支援だけに任せるのではなく、住民一人ひとりができることを持ち寄ることが、課題解決への第一歩だと実感させられました。私は今後も、地域活動に積極的に関わっていきたい考えています。


小論文例文を読むときのコツ

 

構成(結論 → 理由 → 具体例 → まとめ)を意識する
語彙をそのままメモして使う
例文を“写す練習”をすると一気に伸びる

 

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テンプレと例文で小論文は必ず伸びる

例文を読むと「こう書けばいいのか」というイメージがつかめます。
そこにA②の「書きやすいテーマ」、A③の「テーマの決め方」を合わせると、小論文は短期間で劇的に書きやすくなります。

一度に全部読まなくても、自分のテーマに合わせて必要な例文を使ってください。

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小論文の構成テンプレ集

 

まとめ

 

例文を読むことで展開を体に植え付けることができる
発想重視ではなく、定番の解答を理解することができる
RYOHTA
小論文は「アイデア」も大事ですが、まずはきっちり定番の展開、定番の解答で形にできることが大事だと思います。ぜひ一緒に気持ちいい文章を作りましょう!