数学で集合を表す記号「N,Z,Q,C,R」についてご説明します
NZQRCとは
記号の「N」「Z」「Q」「C」「R」とは、それぞれの表す領域の頭文字です。
●Naturnal number:自然数(N)
●Zahlen:整数(Z)
●Quotient:有理数(Q)
●Real number:実数(R)
●Complex number:複素数(C)
●Zahlen:整数(Z)
●Quotient:有理数(Q)
●Real number:実数(R)
●Complex number:複素数(C)
具体的に書くと、
自然数(N)
1、2、3、4、5、6・・・と続く整数ですね。自然数はマイナスの範囲や0は含みません。
整数(Z)
・・・、-4、-3、-2、-1、0、1、2、3、4、・・・と続く整数ですね。自然数の範囲に加えて0やマイナスの範囲も含みます。
有理数(Q)
-4、-15/4、-7/2、-13/4、-3、0、1/2、3/4、7/9、15/4、4、など。書き切ることはできませんが、プラスの領域、マイナスの領域も含め、また、分数で表せる範囲もを含んだ領域になります。整数/整数で表されるのが特徴です。
実数(R)
実数は有理数の範囲に加え、さらに分数でも表せない数も含んだ「この世に存在する全ての数」のことです。具体的には、有理数に加えて√2(1.41421356…….)やπ(3/141592…….)なども含んだ数のことです。
複素数(C)
複素数は実数の範囲に虚数の範囲を含んだ数です。虚数とは名前の通り「この世には存在しない数」。有名なところでは「i(2乗して-1になる数)」がありますね。二乗してマイナスになる数は全て虚数となり、虚数と実数の範囲を合わせて複素数といいます。
NZQRCの範囲
NZQRCがまとめて出てくる問題といえば、集合の問題ですね。NZQRCの範囲を図で表すと以下のようになります。