数学の成績が上がらない人ほど、難しい問題に手を出してしまう理由

数学の成績が上がらない人ほど、難しい問題に手を出してしまう理由

「この応用問題が分かりません。」

レッスンをしていると、こんな質問をよく受けます。

でも、私はその言葉を聞くと、少し違うことを考えます。

RYOHTA
「本当に分からないのは、その応用問題なのかな?」

そして、一緒に解いていくと、本当につまずいているのは、実はもっと前。これは本当によくあることなんです。

 

 

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難しい問題は、原因ではなく結果です

成績が伸び悩んでいる生徒ほど、難しい問題に手を出しがちです。

もちろん、その気持ちはよく分かります。

 

早く成績を上げたい。
周りに追いつきたい。
解けなかった難問がわかれば得点が上がる。

 

でも、そこに落とし穴があります。

難しい問題ができないのは、学習の結果なのです。

「答案で×になった」「解けなかった」ただそれだけなのです。

 

本当の分からないのは、もっと前です

生徒さんからの問題を一緒に解いていくと、実は

 

基本公式の意味を理解していない
問題文の条件を整理できていない
図を書いていない
途中式を書いていない

 

そんなことが非常に多いです。

つまり、質問された応用問題が難しいのではありません。

基本がまだ十分に身についていないなのです。

 

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「基本」とは公式を覚えることではない

もう一つの勘違い

ここで基本とは、公式を暗記することではありません。

私は、基本を理解するとは「苗木の根っこまで理解すること」だと思っています。

土の中で見えない根がしっかり張っているからこそ、強い木になるように、

数学も同じで、公式だけを覚えても、それは幹や葉っぱを見ているだけなのです。

 

「なぜその公式になるのか。」
「どんな場面で使うのか。」

 

そこまで理解できて、初めて基本を身につけたと言えます。

 

「4は切り捨て、5は切り上げ。」

花火、体重計

例えば、小学校で四捨五入を習います。

4は切り捨て、5は切り上げ。ここまでは覚えている子がほとんどです。

でも、

 

体重計で 68.5 kgと表示されたら、本当の体重の範囲はどこからどこまでなのでしょうか
また、夏に5000発の花火が打ち上がると言われたら、実際の花火は何発から何発の間と考えられるのでしょうか

 

そこまで考えられて初めて、四捨五入の意味を理解したと言えます。

 

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難しい問題は健康診断

応用問題で苦手を把握する

私は、難しい問題を健康診断のようなものだと思っています。

健康診断で異常が見つかったら、もう一度健康診断を受け続けるでしょうか。

そうではありません。

原因を調べて、治療します。

数学も全く同じ。難しい問題が解けなかったら、「もっと難しい問題を解こう。」ではありません。

 

「どの基本がまだ理解できていないんだろう。」

 

そう考えることが大切なのです。

 

入試では全ての問題が解けなくてもいい

大学入試でも難問は出題されます。

しかし、そのような問題は合格者でも全員が解けるわけではありません。

大切なのは、解けるべき問題を確実に解けること。

そこが合格と不合格を分けることの方が多いのです。

 

AI時代だからこそ、基本が価値になる

AIは難しい問題を一瞬で解きます。

解説も作ってくれます。

だからこそ、人間に残された役割は変わりました。

答えを理解し、使いこなせること。アイデアを考えられること

そのためには、基本を深く理解している必要があります。

表面だけ覚えた知識では、AI時代は戦えません。

 

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まとめ

成績が伸び悩んでいるときほど、難しい問題に手を出したくなるものです。

でも、本当に見るべきなのは難問ではありません。

その問題を解くために必要だった基本です。

私は、基本とは「苗木の根っこまで理解すること」

見えない根がしっかり育てば、幹も枝も自然と伸びていきます。

数学も同じ。基本を深く理解し、自由に組み合わせて使いこなせるようになること。

 

RYOHTA
その根がしっかり育てば、難しい問題は「いつか解ける問題」に変わっていくのです。

 

 

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